10分で始める4ステップ
ローリングストックは、特別な非常食をしまい込む方法ではありません。「少し多めに買う」「新しい物を奥へ置く」「手前から食べる」「使った分を足す」を繰り返します。
最初は、普段よく使う常温食品を一種類だけ選びます。家にある数と期限を確認し、次の買い物で不足分を足せば始められます。
普段食べる物で基準数を決める
古い物が自然に手前へ来る
日常の食事で味と手順を試す
一定量を切らさず保つ
基準数は、消費量と置ける数で決める
1週間で使う数を一度数え、いつもの在庫に最低3日分を加えます。収納や予算に無理がある場合は、3日分を完成させてから一つずつ増やします。
棚の内側へ「ごはん12、魚缶6」のように基準数を書いておくと、毎回すべてを数え直さずに済みます。家族の消費量が変わったら、基準数も変えます。
食品の保管場所は、表示と4条件で選ぶ
最初に商品の保存方法を確認し、直射日光、高温、多湿を避けます。期限が見えて取り出しやすく、普段の食事で使えることも大切です。水など重い物は、落下しにくい棚の下段へ置きます。
床下、押し入れ、パントリーなど場所の名前だけで安全とは決まりません。季節による温度・湿度、床からの水気、家具の転倒、子どもの誤飲などを確認し、製品表示を守れる場所だけを使います。
直射日光が当たらない場所へ
しまい忘れない、見直せる場所へ
一か所へ集めすぎない
水などは落下しにくい低い位置へ
キッチンと別の部屋へ、室内で分ける
一か所に集めると、その部屋へ入れない場合や、棚が倒れた場合に全部を取り出せなくなります。日常用はキッチン、予備は寝室近くの収納やベッド下など、室内の複数箇所へ分けます。
車内は季節によって非常に高温になり、食品の表示どおりに保管できないことがあります。常設の食品保管場所にはせず、車へ積む物は温度条件と期限を個別に確認します。
| 場所 | 向く使い方 | 必ず確認すること |
|---|---|---|
| キッチン・パントリー | 普段使いする食品 | 火元、湿気、棚の落下・転倒 |
| 寝室近く・別室収納 | 取り出せない場合に備える予備 | 室温、湿気、避難経路をふさがないこと |
| ベッド下・収納下段 | 重い水や箱入り食品 | 床からの水気、容器の変形、家具の固定 |
| 車内 | 移動時に持ち込む物 | 高温になるため、常設保管にしない |
月に一度使い、3か月ごとに全体を見る
そなえヨミでは、月に一度は備蓄食品を食卓で使い、使った分を補充する簡単な運用を提案します。3か月ごとに棚全体を見て、期限、包装の状態、味、開けやすさ、必要な水と加熱時間を確認します。
この確認間隔は公的な安全期限ではなく、しまい忘れを防ぐための運用例です。製品に点検時期や保存方法の指示がある場合は、そちらを優先します。
- 期限の近い物を次の献立へ入れる
- 家族が食べなかった物は、無理に買い足さない
- 缶切りなど必要な道具を同じ場所で確認する
- 水、カセットコンロ、ボンベも一緒に見直す
停電後は、平時の順番をそのまま使わない
「古い物から食べる」は、表示どおりに保存できている平時のルールです。停電後の冷蔵・冷凍食品は、停電時間や庫内温度を確認し、安全性を判断できる物だけを使います。見た目・におい・味見だけで安全と判断しないでください。
主な根拠
数値には公的な目安と、そなえヨミの簡易試算が含まれます。自治体、医療者、製品メーカーなどの個別案内がある場合は、そちらを優先してください。