4人家族・7日分なら84L

4人 × 7日 × 3Lで、目安は84Lです。2Lボトルなら42本、6本入りなら7ケース相当です。すでに12Lあるなら不足は72Lで、2Lボトル36本、6ケース相当になります。

ケース数は本数とは別に追加する数量ではありません。「すべて6本入りで買った場合」の換算です。

1人1日3Lに、生活用水は含まれない

3Lは飲む水と調理に使う水を合わせた目安です。手洗い、洗顔、食器洗い、洗濯、清掃、トイレなどに使う生活用水は別に考えます。地震後は、まず便器を流さず、自治体等の使用制限情報と自宅・建物の排水設備の破損を確認します。最終判断は地域・建物ごとの案内を優先してください。

生活用水へ全国一律の必要量は置かず、清潔な容器、給水を受ける手段、水を使わない衛生用品を組み合わせます。飲める水と生活用水の容器を分け、用途が分かるよう表示します。

飲料・調理用水と生活用水の違い
種類使い道備え方
飲料・調理用水飲む、食品を戻す、調理する1人1日おおよそ3Lを人数と日数で計算
生活用水衛生、清掃など清潔な容器と節水用品を用意し、用途を表示
トイレを流す水便器洗浄地震後はまず流さず、使用制限と排水設備の破損を確認。地域・建物の案内を優先

2Lと500mLを役割で混ぜる

2Lボトルは家で保管しやすく、500mL前後の小容量は一人ずつ飲む、衛生的に分ける、持ち出す場面に向きます。全部をどちらか一方へ統一せず、家で使う分と移動用を分けます。

水1Lは約1kgです。2Lボトルは水だけで約2kg、2Lを6本なら約12kg、500mLを24本でも約12kgになります。容器や箱の重さも加わるため、持ち上げられる単位へ分けます。

容器サイズごとの使い分け
容器向く場面注意
2L家で飲む・調理する開封後は早めに使い、家族で注ぎ分ける
500mL前後持ち出す・一人ずつ飲む同じ総量では本数とごみが増える
給水容器給水拠点から運ぶ満水時の重さを想定し、製品の用途・手入れ方法を確認

一か所に積まず、取り出せる下段へ

玄関収納、キッチン、寝室近くなどに分散すると、家具が倒れたり一部の部屋へ入れなくなったりした場合にも取り出しやすくなります。重い水は高い棚へ置かず、転倒しにくい下段へ置きます。

  • 普段飲む分はキッチンで古い物から使う
  • 小容量の持ち出し分は玄関や寝室の近く
  • 予備は直射日光と高温を避けた複数の収納
  • ケースの外側へ本数と期限を書き、未開封のまま埋もれさせない

給水を受ける準備は、容器だけでは終わらない

災害時の給水場所・時間・対象は、その時の自治体や水道事業者の案内で変わります。事前に最寄りの案内ページと連絡方法を確認し、発災後は公式の最新情報を使います。

給水容器は、満水で運べる容量か、口を閉じられるか、注ぎやすいかを試します。徒歩で運ぶ場合は、台車や背負える形も含めて自宅までの経路を一度確認します。給水開始を前提にせず、まず家庭分を備えます。

水道水をくみ置くなら、地域の水道局の方法を正本に

市販の保存水だけでなく、水道水を清潔な容器へくみ置く方法を案内する水道事業者もあります。ただし、保存日数や方法を全国一律にせず、住んでいる地域の水道局・水道事業者の最新案内へ従います。

例として東京都水道局は、浄水器を通さず、沸騰させない水道水を、清潔なふた付き容器の口元まで入れ、直射日光を避けて保存するよう案内しています。飲用の目安は常温で3日、冷蔵庫で10日です。これは東京都の案内であり、容器や地域が違う場合の保証日数ではありません。

飲む水を保管・受け取る時の確認
水の種類正本にする情報飲む前の確認
市販の飲料水・保存水製品ラベルの保存方法と期限未開封、容器の破損・膨張・漏れがない
くみ置きした水道水地域の水道局・水道事業者の方法容器・保存日・開封状況。直接口を付けずコップへ
災害時の給水給水拠点の公式案内飲用可否、容器、受取日時、保存方法
井戸・雨水・浸水した水自治体・保健所・水道事業者の指定『非常用』『井戸』だけで飲用と判断しない

濁り・臭い・浸水がある水は、煮沸を万能にしない

自治体が飲用不可・煮沸・使用制限を案内した場合は、その指示を優先します。濁り、変色、異臭、油膜、薬品混入の疑い、浸水した井戸など、正体を判断できない水を自己判断で飲みません。生活用水として使えるかも、地域の案内を確認します。

煮沸や一般的な消毒は微生物対策になる場合がありますが、有害な化学物質や放射性物質を取り除けるとは限りません。『沸かせば何でも飲める』とは考えず、安全が確認できる市販水・給水を優先します。市販漂白剤の一律の滴数は、濃度や添加物が製品ごとに違うため掲載しません。

長期保存水だけにせず、普段の水も回す

普段飲む水を少し多めに置き、古い物から使う方法なら、買い替えの負担を抑えられます。長期保存水を使う場合も、すべて同じ期限にせず、普段の水と置き場所を分けると一度の交換量を減らせます。

保存方法と期限は商品ごとに違います。表示どおりに保管し、月に一度は残り本数、容器の破損、期限、取り出せる状態を確認します。

保管を続ける食品と水を、期限切れにせず回す置き場所と基準在庫を決め、使った分だけ補充する流れを確認します。

主な根拠

数値には公的な目安と、そなえヨミの簡易試算が含まれます。自治体、医療者、製品メーカーなどの個別案内がある場合は、そちらを優先してください。